様々なロック方式の金庫とそれに必要になる鍵とは

デジタル方式の金庫

金庫と一言で表現したとしても、その種類はかなり多くあります。そのため、それぞれの金庫が持つ特性を意識していなければその使用方法を誤ってしまうことが起こり得るでしょう。さて、そんな金庫の種類を分ける一つのポイントとして、様々なロック方式が挙げられます。ロック方式というのは金庫の施錠方法、そしてその施錠を解錠する方法ですので、金庫の特色の一つでもあると言えるでしょう。この金庫のロック方式は、それによって必要となってくる鍵も変わってきます。では様々なロック方式の金庫と、それに必要になる鍵の種類についてご紹介したいと思います。

金庫のロック方式は、かなり数が多いですが大まかに分けるとすると、プッシュボタン方式、ダイヤル方式、錠前方式、指紋認証方式の4パターンが挙げられるでしょう。基本的に錠前方式とダイヤル方式はワンセットになっていることが多いため、ここでは一つの種類として取り扱わせていただきます。

まずプッシュボタン方式については、必要になる鍵は暗証番号になります。

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→ 金庫鍵開け業者の選び方

テンキーが取り付けられていますので、そこに暗証番号を入力して解錠を行うため、通常の鍵は必要なく、番号だけが鍵の代わりをしてくれるのです。このような通常の鍵を使用しないロック方式の金庫としては、ダイヤル方式の金庫もそうですし指紋認証の金庫もそれにあたります。ただ、指紋認証の金庫の場合は登録している人間の指紋が鍵の代わりとなりますので、暗証番号は必要ありません。

そして番号ではなく従来のように鍵が必要となるのが、錠前とダイヤルがセットになっている金庫です。この場合、ダイヤルを回す際の暗証番号が必要になるとともに、錠前のシリンダーを解錠する鍵の二つが必要となります。

以上が大まかに分類した上での金庫のロック方式の種類と必要な鍵です。これ以外にも様々なロック方式が存在していますので、興味のある方は独自で調べてみてはいかがでしょうか。

金庫の鍵番号を忘れてしまいました。

暗証番号

世の中には暗証番号を使用する機会がこれでもかというくらいに多くあります。キャッシュカードを使用して預金を引き下ろす時にも、暗証番号を入力しなければならないですし、スマートフォンのロック画面を解錠する時にも暗証番号の入力が求められてきます。ですので、世の中は暗証番号に満ち溢れており、そして自分が管理しなければならない暗証番号もかなり多くなっていると言えるでしょう。それだけ多くの暗証番号を管理しなければならないわえですから、個人が特定の暗証番号を忘れてしまうということも起こり得る状況です。そんな状況に私も陥っており、実は自宅で使用していた金庫の暗証番号、いわゆる鍵番号を忘れてしまいました。

金庫の鍵番号を忘れてしまった場合何が起こるかというと、まず鍵が開かなくなります。これは当然ですよね。鍵が開かなくなってしまうと、金庫に保管しているものを取り出せませんし、中に入れることすらできません。頻繁に使用していない金庫でも、その中には大切なものが入っているわけですから、開かなくなってしまうとかなりの損害を被ることになります。

ですので鍵番号を忘れてしまっただけでも物凄く大変なことなのです。

しかし、どれだけ大変な出来事であったとしても鍵番号を思い出すことはできません。一度忘れてしまったことは、再び思い出すのは至難の技ですので、思い出せないのも当然でしょう。これは言い訳になってしまうかもしれませんが、仕方のないことです。

忘れてしまった鍵番号について、どのようにして処理するのかということは今後の課題です。おそらく鍵番号を忘れてしまうというトラブルはかなり多くあると思いますので、それなりにマニュアル化できるような対応法がどこかに存在していると思います。ですので、その対応法をインターネットなどで見つけるなどして独自で行い、どうにかしてでもこの金庫を解錠して中に保管しているものを取り出したいです。

手提げ金庫の鍵をなくしました。開ける方法はありませんか?

小さな金庫

手提げ金庫は用途が非常に広く、持ち運びも便利であることから一般的な家庭などで頻繁に使用されている金庫の種類ではないでしょうか。そのため、金庫を使用する頻度が高くなることや、様々なところへと持って行くため、その鍵をなくしてしまうというトラブルも起こりやすいと思います。今回の質問である、手提げ金庫の鍵を失くしたので開ける方法はないか?ということについても、手提げ金庫にまつわるトラブルの一つとして、よく質問のあるポイントです。ではこのようなトラブルのケースの場合、金庫を開ける方法はあるのでしょうか?

合法的な方法で手提げ金庫の鍵を開けるのであれば、鍵を開ける専門家に依頼するという方法しか道はありません。というのも、どれだけ簡易な鍵が搭載されているような手提げ金庫であったとしても、個人の力だけでその鍵を解錠することは不可能だからです。それだけ鍵の解錠というのは難しいものであり、それとともに専門的な知識が必要になってくるものでもあります。
(参考:金庫ごと盗まれないようにするには?

そのような流れから、手提げ金庫を開ける方法はこれしか無いと言えるのです。

ただ、合法的ではないとすればこれ以外にも手提げ金庫の鍵を開ける方法はあるにはあります。その方法の一つとして挙げられるのが、ピッキングという手法を用いることです。ピッキングは空き巣犯などが他人の自宅の玄関の鍵を開ける際に使用するようなテクニックで、法律的に認められているものではありません。個人で自分が所有しているものの鍵をピッキングするのは罰せられることはないですが、あまり推奨される方法ではないのでこれを行う際は注意しておいてください。

また、手提げ金庫そのものをハンマーなどで破壊することも、最終手段として考えられますがそのような手洗い方法を行うよりは、鍵屋さんに鍵開けを依頼する方が手っ取り早いですので多少なりともお金がかかったとしてもその方法を選ぶようにした方が良いでしょう。

【豆知識】意外と知らない金庫の種類

さまざまな種類の金庫

金庫という言葉から連想するのは、重くてズッシリとした金属製の硬い箱のことではないでしょうか。そしてその箱は鍵がかかり、中に何かを入れると鍵を開けなければならない、かなり堅物な印象の設備。それが金庫に共通したイメージであると思います。そのようなイメージから、金庫は単一のものしか存在しておらず、それほどバリエーションがないと考えてしまうのも無理はありません。ですが、意外と皆さんは知らないものの、この金庫にはかなり多くの種類があり、その種類によって用途も様々になっています。では意外と知らない金庫の種類として、どのようなものがあるのか探求してみましょう。

金庫の種類として、一番スタンダードなのがレバーハンドルのついた、錠前とダイヤル式の金庫ではないでしょうか。このタイプの金庫は私たちが普通に金庫の姿としてイメージするものであります。この次にスタンダードに使用されているのが、比較的小さいタイプの金庫であり、いわゆる家庭用と呼ばれるものです。

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家庭用の金庫は持ち運びが簡単であることから、セキュリティ性についてはやや脆弱性があるのが特徴でしょう。

上記のスタンダードな金庫ではなく、少し特殊な性能のついた金庫としては、耐火性能がついた金庫やピッキング防止機能がついた金庫、または大型の部屋のような金庫などの種類も挙げられます。耐火性能がついているようなものは、火事になっても金庫が内容物を守ってくれますし、ピッキング防止がついているものも空き巣などから内容物を確実に守ってくれますのでかなり信頼性がある金庫だと言えるでしょう。

以上が意外と知られていない金庫の種類になります。豆知識としてこの金庫の種類を知っておくということも良いですが、実際に金庫を使用するようなケースができれば、この知識を活用して金庫選びができるというメリットもありますので、金庫の種類を確認して用途にあったものを購入してください。